先輩の奧田と雄介。
この会話は、色々と想起する。
あ、、会話って記したけれど、
春馬くんにセリフはない。笑
返事は表情だけ、難しいよね。
本来なら、1区を走るのは奧田。
坂道のある難しく且つ大切な区間だ。
西浦が見る最後の今大会、、
1区を一年生の“吉崎”が走ることになった。
先頭集団に食らいつく吉崎の懸命な走りを
モニター越しに見る、奧田と雄介。
“奧田”
チクショウ、1区はやっぱり吉崎だったよ。
腹立ってたんだよ、オレ。
この区間が、オレでも宮崎でもねー、
なんで、吉崎なんだよ、って。
でも、この走りなら納得だよ、
アイツ(吉崎)はすげーよ。。
自分の番に向け、準備を始める奧田。
奧田の脱ぎ捨てたジャージを拾いあげ
たたもうとする雄介。
そして、奧田は雄介に言う。
雄介、オレはオマエがキライだ。
誰よりも速くて無邪気でイイ奴だよ。。
でも、もっとキライなのは、、、
それを妬むオレだよ!
オレは自分が大嫌いだ!
奧田のジャージを持ちながら、
それを聞く雄介、、
表情は変わらずに、優しい、、。
若い男子はと言うものは、、
キラキラとした同性を、、
受け入れ難いものなのか、、、、。
そして、奧田と雄介、吉崎、、
この3人のコントラスト、
この場面にもよく表されている。
大会前の貴重な休み。
コンビニ(?)前でたむろする奧田達。
チャラついた(笑)私服で
パピコ?を食べる奧田の目に、
休日も“走る雄介”の姿が飛び込んでくる。
バカバカしい!
走る雄介を見て、ひとり呟く奧田。
そして、、
休日返上で走る部員がもうひとり。
坂道を走り抜ける、吉崎。
走れない補欠はいらないと
西浦に叱咤され続けた吉崎。
吉崎の目にも、走る雄介の姿が映る。
吉崎の表情もいい。。
“走る雄介”を見る、
奧田と吉崎の気持ちの違い、、。
奧田のチャラついた私服姿、
雄介のトレーニングウェア姿、
うまく対比が、表現されている。
実直に努力する雄介、
誰よりも速く、無邪気でイイヤツ、
それを妬ましく思うヒトの心と言うものは、
複雑で、けして美しくなく、
最終的には自分を傷つける。。
本当に、残念なものだ、、。
キライ、、と言われ、
傷つくのは、雄介の方ではないんだよね。
そして、、
吉崎くん!オトナになってるー!