新参者II。

For HARUMA。

経年美化と最後の初恋。

 

春馬くんが、

使っていた

「経年美化」という言葉。

 

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個人的にも、、

人の質として、

経年美化していきたいと、

強く思うけれど、、

なかなか難しい。

 

 

 

 

 

 

ある好きな小説の中に、

お気に入りの登場人物が居て、、

 

 

 

1960年代の東京が舞台で、

高校生が主人公の小説。

 

主人公、その家族、

皆魅力的なんだけど、、

特に主人公の祖母が、

とんでもなく粋でカッコいい。

 

自らの死期を悟り、

ひとりで荷物を纏めて、

家族が起きる前の早朝に、

たった1人で、

さっさと、

病院に(入院)行ってしまう様な、、

そんな女性。

 

ここまで、書くと

何の小説かわかる方もいるかとは

思いますが、、

 

 

 

そんな、祖母は

着物を纏い、

ご贔屓を観に歌舞伎に行く

のが、趣味のひとつ。

 

 

 

この歌舞伎の場面に纏わり

素敵なストーリーが展開される

のだけど、、

 

 

 

 

それとは別に、

全く関係ない妄想が

私の頭をよぎります。

 

 

ここで、、

80を超え、

ピンもキリも見尽くしただろう、、

元芸者の、、

江戸の作法を

容赦なく、

手厳しく孫に仕込む、

粋なこの祖母が

最後に贔屓にした相手とは、

いったい、、

どんな役者であったのか、、、

 

 

観るものを見尽くしたオンナが

選ぶに相応しい役者(男)とは、、

 

 

 

色白で、

颯爽とした、、

涼やかな眼差しの美男子、、

でしかない、、

そんな想像が頭をよぎる。

 

何の濁りもない青年。

 

そう、

まるで彼の様な。

 

 

 

 

 

人生の終盤も終盤に、

キリっと白い着物できめ、

けして至近距離などにはならず

常に、

客席の何処からか、

孫ほど若い、

澄み切った風を纏う

役者“三浦春馬”の

粋な演技に、声を、かける。

 

 

80迄には、

まだ暫く時間がある私だけど、

こんな想像をするだけで、

経年美化を諦めずに、

いられそうな気がする。。笑

 

 

そう、、

シワシワの手に、

輝くジュエリーを着ければ、

若くて綺麗なそれとは、

違った、

妙な迫力の様なものを

引き出してくれる様に、

 

自分自身の質が、

ただの経年変化でしかなくとも、

三浦春馬が、

輝くジュエリーのように

何とか自分を

経年美化へと誘ってくれる

のではないか、、

 

 

 

三浦春馬は、、

 

彼が、いれば

経年美化も不可能じゃないかも、、

そんな気にさせる人。

 

 

 

 

そして、、

やっぱり、

春馬くんは

最後の初恋に相応しい人。